はい、ではソーラーパネル設置編。
というか、チョットだけお勉強編です。
V(ボルト)って単位有りますね。
電圧って言います。
電気の圧力です。
100Vって言うのは100の圧力で電気を”押し出す”力があると考えてください。
12Vなら12の圧力、24Vなら24の圧力で電気を押し出します。
水も電気も「圧力の高い方から、圧力の低い方へ流れます」
イメージとしてはこんな感じ。
極端な話をすると、24Vの容量を持ったバッテリーと12Vの容量を持ったバッテリーをつなぐと、24Vのバッテリーから12Vのバッテリーに電気が流れます(極論ですが概念として覚えておいてください)。
では、この考えからソーラーパネルとバッテリーの関係性を導き出すと、
ソーラーパネルの発電圧 > バッテリー電圧
という電圧差が必要になります。
ソーラーパネルの発電圧がバッテリー電圧より低いと充電されません。
ていうか、下手するとバッテリーからパネル側に電気が逆流する危険性もあります。
さて、今回使用するソーラーパネルの使用を見てみますと、「動作電圧:17.3V」と書いてあります。
理論値ではありますが、絶好調で太陽の光を浴びてる時に約17Vの電圧を発生させられるってことですね。
つまり、このソーラーパネルが調子よく発電出来ている時は17Vの電圧を生み出せるので、自動車用の12Vバッテリーを充電することが出来ます。
しかし、17Vの電圧しか発生出来ないので、今回、僕が実装しようとしている24Vのバッテリーシステムを充電する事は出来ません。
ソーラーパネルの方の電圧が低いですから、低いところから高いところへは電気は流れないのです。
ではどうするかというと、ソーラーパネル2枚を直列につないで電圧を上げてやります。
小学校でやりましたよね。電池の直列。
1.5Vの乾電池を2個つなげると1.5V+1.5Vで3Vになるってヤツです。
同様に17V発電できるソーラーパネルを2枚直列につなぐと34Vの電圧を発生してくれます(理論値ね)。
まぁ、実際は色々なロスが発生するので発生電圧はもっと低くなりますが、それでも24Vのバッテリーを充電できるだけの電圧は確保出来ます。
あとはソーラーパネルから出たプラスとマイナスの電線と、バッテリーのプラスとマイナスの線をチャージコントローラーに繋いでやれば基本的な配線は終わりです。
ちなみにこちら、中古自動車バッテリー(12V)を直列で繋いで24Vの状態にしたものですね。
あとは、パネルに太陽光が当たって発電が開始されれば、チャージコントローラーさんが勝手に適切な電圧でバッテリーに充電を開始してくれます。
パネル、バッテリー、チャージコントローラー接続のの注意点としては、
1)チャージコントローラーにつなぐのはバッテリーが先!(バッテリーつなぐとチャージコントローラーが起動します)。
2)チャージコントローラーが起動したらソーラー側の電線をつなぎます。
3)電線をつなぐ順序は最初プラス線、次にマイナス線をつなぎましょう。
これくらいですかね。
接続する時は、プラスを先につなぐ、次にマイナスを繋ぐ。
外す時は、マイナスを先に外す、次にプラスを外す。
ってのが基本です。
「プラマイ マイプラ」って取り付け、外す順序覚えとくと良いです。
クルマのバッテリーあげちゃってブースターケーブルつなぐ時もこの順序が基本ですね。
まぁ、しょっちゅうボンネット開けてる我々ガタピシ車乗りにとっちゃ当たり前田のクラッカーですね、
馬の耳に念仏 釈迦に説法ですね。
はい、全然施工編じゃありませんでしたね、知識・概念編になっちゃいましたね。
どっとはらい。
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