07:更に問題がみえてきた

家の壁や床の解体が進むにつれ、色々と問題が見えてきました。

まず、雨漏り。

この家、屋根はカワラでふいてあるんですが、昭和初期の頃に一時期流行った「セメント瓦」というやつを使ってあるんですね。

ちゃんとした陶器の瓦じゃなくて、コンクリートを瓦のような形に成形したもの。

で、これがところどころ破損してて、バリバリ雨漏りしています。

そして、雨漏りした箇所の床が腐り、畳も腐り、そこかしこで目に見えぬトラップとなっておりまして、我々の足元を苦しめます。

コレにより、数名が床を踏み抜き(笑)足首やらスネやらに手痛い傷を負いました。

しばし、雨漏りに対抗してタライやバケツなどを置いたりしておりましたが、正直余りにダダ漏れなので途中でどうでも良くなりました。


床を踏み抜く原因はもうひとつあり、床を支えている垂木(根太”ねだ”といいます)が細い上に45センチピッチで施工してある為、経年劣化であっちこち折れておりました。

あからさまに廃材を再利用した感のある根太も多く、こりゃ全部なおさんとおっかねぇなぁって感じです。

そして、根太のを支える”大引(おおびき)”や”束(つか)”にも色々と怪しい箇所が・・

あからさまは廃材、そして、湿気やら何やらで腐っているところも数知れず。

この、一斗缶とコンクリのカタマリで大引が支えられている箇所を見た時はポカ~~ンとしましたが、当時は結構使われていた方法らしいです。

まぁ、木の束で腐ってしまっている所にくらべたらまだマシかも知れません。

そして、最後の最後まで誰もが近づくことをためらった、

「ぼっとん便所」

そして、我々の行く手を阻む、

ブレーカーが落ちたまま3,4年放置されていた冷蔵庫の内容物!!

ほんとに、火炎放射器とかがあったら、全部燃やし尽くしたい気持ちになりましたが、マスク二重掛け&ゴム手袋装着ですべて埋め立てゴミとして処分。

冷蔵庫は友人と軽トラにつんで、近所のコジマに引き取ってもらったんですが、横倒しにしてつんでいった冷蔵庫を店員さんと一緒におろした瞬間、


ドバーーーーーーーーッ!!!!


っと茶色い液体が冷蔵庫内部から流れ出し、みんなで、


ぎょえぇええええええええええ!!!

となったのも良い思い出です(?)


コジマの店員さん、ごめんなさい。


ちなみに、リサイクル料で6000円位かかりました(泣




猫家陶房

築50年くらいの昭和のボロ屋を貰い受け、セルフリノベーションしながら畑を耕したり陶芸したり自転車乗ったりギター弾いたりしてる、一応システムエンジニアだったりするサラリーマンです。

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